
イヤホン難聴について気になる情報を一問一答形式で紹介します。
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A. 病気です。
イヤホン難聴は通称で、正式名称は「音響性聴器障害」といいます。 音響性聴器障害には、日々の生活が原因で「徐々に聴力が低下する」ものと、コンサートや事故等が原因で「急激に聴力低下する」ものの2種類があります。 このサイトでは、より気付きにくい「日々聴力が低下する音響性聴器障害」を取り上げています。
A. 長時間大きな音を聴き続けることで、音を脳に伝えるための細胞(有毛細胞)が壊れることが原因です。
有毛細胞は、蝸牛の中にあり、音を神経に伝える役割をしています。
A. イヤホン・ヘッドホンの種類に関係はありません。 イヤホン難聴はヘッドホン難聴、スマホ難聴と呼ばれることもあります。長時間大きな音を聴き続けることが原因のため、イヤホンに限らず、どんな聴き方でも難聴(音響性聴器障害)になる可能性があります。しかし、耳の近くで聴く事が多いイヤホン・ヘッドホンが原因となることがよく見られます。
A. 放置すると治らなくなります。
大きな音により壊れてしまった細胞(有毛細胞)を放置してしまうと、聴力が低下したまま戻らなくなることがあります。早めに病院に行くことで、耳の安静や薬での治療が可能です。
A. 1時間に1回、10分休憩をとりましょう。
WHO*1は1週間あたり、大人は80dBを40時間、子供は75dBを40時間までとしています。1日あたり5時間半ほどです。これはあくまで目安であり、体調などにも左右されるため、5時間半以内だから大丈夫!というわけではありません。
(*1…WHO Hearing loss due to recreational exposure to loud sounds, 2015 より)
A. 特に若者(10代〜30代前半)のリスクが増えています。
イヤホン難聴は年齢に関わらず危険性があります。スマホの普及に加え、イヤホン・ヘッドホンで音楽を楽しむ機会や、長時間のオンライン会議・授業の機会が増えたことが原因です。
A. ライブやコンサートでも聴力低下(=音響性聴器障害)を起こします。
音響性聴器障害には長期間大音量を聴き続けることで聴力低下するものと、短時間で聴力が低下するものの2種類あります。
(このサイトでは長期間で聴力低下するものを「イヤホン難聴」と呼んでいます)
ライブやコンサートなどで急激に大きな音に晒されることでも、耳は傷つきます。
大きな音に晒された後は耳を休めましょう。
また、イヤープロテクター・耳栓をするなど、積極的に耳を守る行動も重要になります。
A. 違和感があればすぐに耳鼻科へ!
音が聞こえにくい、普段聞いている音が変わって聞こえる等の自覚症状や、不安があればすぐに耳鼻科にかかることをおすすめします。気軽に聴力検査を受けるだけでも構いません。